新潟の銘酒/焼酎/クラフトビールなど新潟のうまい酒を追求

 日本には四季があり、それぞれの風情や情緒にふれながら日本人は暮らしてきました。
その四季を通じてお酒を飲むという習慣も、古より営まれてきた日本人独特の文化であります。
四季を通じたお酒とのつきあい方を知ることで、日本人なら日本酒ならではの奥の深さと、幅の広さを身に付けることといたしましょう。

 

冷酒、冷用酒

                                                        「冷や」か「冷やし酒」か

本来、冷やとは常温を意味し、冷酒というのは冷蔵庫に入れたり、氷を入れたものを意味します。

冷やといえばひと昔前までは“燗”をしない、常温の酒を指したのですが、今では冷酒と言えば「冷やした酒」が一般的になっています。冷蔵設備の普及のおかげでしょうが、冷やして飲んだほうが一層風味を増す“生酒”や“吟醸酒”が大変好まれるようになったためでもあります。

冷蔵庫の無い時代には井戸水や、涼しい蔵の隅の大壷の中で冷やしたようですし、「氷室」の氷でオンザロックを作って飲んだという記述が日本書紀にあるそうですから、日本酒の冷飲の歴史はかなり古いと言えます。

 

冷酒、枝豆、夏の日本酒

 

夏の日本酒は、絶対に冷やして飲むものだと決めつけるのも考えものです。“冷や”と言う常温の飲み方もあっていいし、夏場の“燗”というのも粋なものです。余りに冷やしすぎますと日本酒の味がわからなくなってしまいます。ビールよりも少し高めが宜しいようです。

冷やす表現としては、雪冷え(5℃)、花冷え(10℃)、涼冷え(15℃)などといって区別します。夏の暑い日、暑気払いには、このような冷えたお酒が一番でしょう。シャーベット酒なるものも、暑い夏だからこその楽しみ方といえるでしょう。

タイプ別に飲用温度を説明しますと、

香りの高いタイプ(薫酒):10〜16℃、ぬる燗も可

             大吟醸は冷蔵庫から出してすぐではなく、汗をかいて

             香りが立ち始めたころ飲むとよい。

軽快でなめらかなタイプ(爽酒):6〜10℃、本醸造酒や生酒などを思い切り冷やすのも一法。

コクのあるタイプ(醇酒):10〜45℃と飲用温度帯が広い。純米酒や純米吟醸が該当、

             好みの温度をお試しください。

熟成タイプ(熟酒):7〜25℃、古酒が該当、ぬる燗もよい。

普通酒(タイプとしては爽酒):特にこだわらなければこれ、常温もしくは燗、

             50℃で味わいのバランスがよい。

冷やを風流に表現しますと

     雪冷え(ゆきひえ)・・・・5℃

     花冷え(はなひえ)・・・・10℃

     涼冷え(すずひえ)・・・・15℃      と申します。

あなたも「お〜い今夜は雪冷えでたのむよ!」、「大吟醸を花冷えで」、「純米吟醸を涼冷えにしておくれ〜」と注文してみては如何?

 

冷酒三昧

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